CBDとはカンナビジオールの略で、ヘンプ(=大麻)に含まれる主要成分の1つです。大麻と聞くと違法なドラッグを想像してしまうかもしれませんが、ドラッグに使用されているのはカンナビノイドの中のTHCと呼ばれる成分で、CBDにはそのTHCが含まれていません。2018年には世界保健機関でもCBDの安全性が高く評価され、ウェルネスライフをサポートする存在として、欧米を中心に世界中へと広がりを見せています。
好きや嫌い、喜びや悲しみ、恐怖や怒り…といったわたしたちの感情は、体内の神経伝達物質に大きな影響を受けています。神経伝達物質には興奮性と抑制性の2つがあり、双方がバランスよく働くことで平常な心を保っています。神経伝達物質の種類と量が、わたしたちの心の状態を決めているといえるでしょう。また、わたしたちの体内にはエンドカンナビノイドシステム(ECS)という機能があります。これは「体と心のバランスをコントロールする司令室」のようなもので、神経伝達物質の量を調整し、過剰な興奮や気分の落ち込みを抑える役割を担っています。CBDはこうしたECSの働きをよりスムーズにし、わたしたちの本来のバランスを取り戻すための手助けをしてくれます。